心の生け簀

自分のスキを好きにするためになんかするブログ

ポエム

ぐるぐると

わたしの心に渦巻く何か それは黒く醜く汚くて 私の身体の中を頭の先からつま先までめぐりめぐっている わたしの手は恐らくきっと触れたらそれを汚してしまうし わたしの口は恐らくきっと理解不能で不気味で崩れかかった言葉のようなものを垂れ流すだろうし …

立ち上がってみることにしてみました。

走って走って速度が落ちて歩いて止まって座り込んでひざを抱えてうずくまる。 いつからそうしていたのだろう いつまでそうしているのだろう なのに頭は走っていた事を思い出して もう一度走ることだけ考えている 座りながら走ることを考えている 座っている…

みかん

みかんがおいしい季節になりました おいしいみかんはいらんかね そこにあるのはみかんだよ みかんだけれどかんせいひん どこにもみあたらないだって みつかんないのはみかんだからさ さあさあかったらはやくたべなさい みかんぼうやがきかんぼうやになるまえ…

私ここに在らず。

私は生まれながらに己の中に獣を飼っている。 とはいえ、はじめ私と獣は一つだった。ともに生き、共に成長する。獣の意思は私の意志で、私の意志は獣の意志だった。しかし、とある時期を過ぎると、私は『私』と『獣』に分けられた。正しくは『獣』を切り離し…

poem

落ちては消える時の砂 閉じ込めたるは砂時計 閉じ込めたはずの時の砂 落ちるそばから消えてゆく 嗚呼、時の砂よどこ消えた 私は慌てて引っくり返す 私は何度も繰り返す ため息一つついた後 空いた空間覗いても 飽いた私がいるばかり