ぼんやり
いつからだろう『終わり』を気にして物語を読むようになったのは。
DVDにしろ本にしろどれくらいの時間なのか何ページなのか何巻まで続くのかを気にして、長ければその時点で大体諦めているように思う。
記憶をたどるとバラエティー番組とかでも終盤に入るどちらが勝利するのか的な煽りとかに対して時計を見て番組の残り時間からして逆転はなさそうだなとか考えていた気もするので『終わり』を気にするのが自分の性分であるということなのだろうか。
かといって『終わり』が訪れた後次に何をするわけでもないのだ。
計画的な人間であれば終わりを気にして物事に取り組むのはよいことなのではと考えるが、自分の場合『終わり』を気にするあまり『始めた』ら『終わらせること』を大前提にしてしまうので、本末転倒な感が否めない。
一心不乱に『終わらせること』はまぁそれ自体も大事ではあると思うのだが、『終わり』までに自分が何を感じたか、何を得たのかということが大事なのではないかなぁと感じる。